夏の甲子園第100回大会で注目の1人が、
金足農業高校の吉田輝星投手です。
「秋田の豪腕」の異名を持つ吉田輝星投手は、
昨年は秋田県大会の決勝戦で明桜高校に破れ
悔しい思いをしました。
「今大会ナンバーワン右腕」との声もある吉田輝星投手。
ここでは、
・吉田輝星投手プロフィール
・吉田輝星投手の変化球と最速、投球スタイル
・吉田輝星投手は2018年のドラフト候補!見どころまとめ
という内容でお届けします。
金足農高校は1984年の夏の甲子園準決勝で
「KKコンビ」のPL学園に惜敗。
「雑草軍団」と呼ばれた当時の
金足農の再現はなるのでしょうか?
吉田輝星投手に注目です!
金足農・吉田輝星投手のプロフィール
夏色に染め上げろ! 金足農 吉田輝星
週刊朝日 甲子園 2018 pic.twitter.com/pHGPHGkMRj— 岩城螺旋団 (@iwakisp) August 3, 2018
吉田輝星投手は176センチ81キロで秋田県出身の快速右腕です。
小学生の時に天王ヴィクトリーズという少年野球チームで野球をはじめ、中学時代は天王中学校の軟式野球部でプレーをしました。
中学校の時からプレー技術は秀でており、県大会ベスト4という実績も残しています。
そして、吉田輝星投手は金足農業高校に進学しました。
入学当初から頭角を現し、なんと1年生の夏からベンチ入りを果たします。
1年生の秋からエースとして君臨し、2年生の夏にはチームを県大会準優勝に導きます。
そして、3年生の夏にあたる100回大会秋田県予選をチームとしては5試合で7失点という安定したディフェンスを披露し、4試合を3点差以内の接戦で勝ち上がりました。
吉田輝星投手個人でも、43イニングに登板し57奪三振という結果を残し、甲子園出場を決めました。
吉田輝星投手の変化球と最速、投球スタイル
吉田 輝星(金足農) pic.twitter.com/z1EA9J2WC6
— ちなハム (@nhfdraftpro) July 29, 2018
吉田輝星投手の持ち味は何といっても最速150キロのストレートです。
変化球はストレート、スライダー、ツーシーム、カーブです。
基本的にはストレート中心の配球で、
適宜変化球を交えるというピッチングスタイルです。
そしてストレートはずっしりとした重いストレートというよりは、縦回転がきれいでスピンが効いたストレートという印象です。
見ていて気持ちが良いまっすぐだと感じます。
特に低めに決まったストレートは
目を見張るものがありますね。
打者は恐らく低いボール球だと錯覚し、
気がつけばひざ元にびたびたに決まっているイメージです。
吉田輝星投手の投球フォームに関しては、
オーソドックスなフォームに近いと言えます。
巨人所属の上原浩二投手と元中日ドラゴンズの川上憲伸投手に重なるところがあるでしょうか。
フォームに良い意味で力感がなく、
打者には投球フォームの見た目以上の
ボールに感じるのではないでしょうか。
巨人や横浜ベイスターズで活躍したクルーン投手のように、
「大きく振りかぶってダイナミックなフォームから快速球を投げる!」
という感じではなく、
「コンパクトで美しいフォームから、想像以上のスピードのストレートが飛び込んでくる!」
というイメージです。
打者はかなり振り遅れたり、差し込まれたりするのではないでしょうか。
吉田輝星投手が地方大会で登板した43イニングを大幅に上回る57個の奪三振を記録したことにもうなづけます。
吉田輝星投手の投球スタイルとしては、基本的にストレート主体で、スライダーも多く使用します。
秋田大会でも連投が続いた際には、要所でスライダーを中心にかわしている場面も見受けられました。
他にもツーシームやカーブも使いますので、ストレートのみならず完成度の高い投手といえるのではないでしょうか。
また下級生時はコントロールに苦しむ場面もよく見受けられましたが、今夏の秋田大会を見ているとかなり改善されたように見受けられました。
さらに秋大会の全5試合を一人で投げぬいたスタミナも見事ですね。
さらに吉田輝星投手は、決勝戦の明桜高校戦でも完封勝利。
このあたりを見ても、今大会再注目の投手といっても良いのではないでしょうか。
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— せいな (@K4526h) 2018年7月26日
ここまで紹介してきたように、吉田投手は最速150キロのストレート、スライダー等の変化球を使い分ける能力、秋田大会全5試合を完投するスタミナ、下級生時代から克服されたコントロール等の素晴力を備えた投手です。
私としては打力のある大阪桐蔭や花咲徳栄との対戦に期待していました。
そして先日発表された組み合わせをみると勝ち進むと3回戦で花咲徳栄と対戦します。
花咲徳栄高校は昨年夏の全国覇者であり、
今年のチームは強打が注目され優勝候補にも挙げられています。
両チームが勝ち進み、ぜひ対戦を期待したいですね。
吉田投手は現時点ですでに
ドラフト候補に名前が上がるレベルの選手です。
私としてはすぐに高校からプロに進んでほしいですね。
現時点で150キロの真っすぐを投げることができるのはかなり魅力的です。
高卒でプロに入り3年ほど体を作り2軍でプロのレベルを体感して欲しいですね。
大学や社会人の道へ進むという選択もありだと思います。
ただし今の彼のレベルで進学をすると、即戦力扱いになります。
そうすると、酷使されてしまう可能性もあります。
私としては避けてほしいですね。
素晴らしい原石を持っているので、高卒でプロ入りしプロの荒波に揉まれ活躍してほしいと思います。
まずは今年の夏、甲子園での彼のピッチングに注目しましょう。
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