第100回の記念大会を迎える2018年の夏の甲子園は8月5日(日)に開幕します。
そこで一際注目を集めそうなのが、三重県代表の白山(はくさん)高校。
はやくも「リアルルーキーズ」と話題になってますが、それもそのはず・・・。
白山高校野球部は、5年前の2013年にはなんと野球部員が5人しかいなかったんです!
白山高校野球部を率いるのは東拓司監督。
数年前までは弱小チームだった白山高校野球部を東拓司監督はどのような練習法で強くして甲子園まで導いたのでしょうか?
東拓司監督の経歴とともにご紹介します。
目次
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白山高校野球部監督・東拓司さんの経歴
白山高校スゲ〜な。
年間150試合とは。
俺、年間150本もライブしてねぇし。 pic.twitter.com/BfwejnGuW3— VJkin 2/24喜多方おんつぁげす卒業ライブ (@VJkin) August 2, 2018
まず白山高校野球部監督の東拓司さんの経歴からご紹介します。
あの上原浩治とチームメイト!
白山高校野球部の監督・東拓司さんは1977年生まれで、今年41歳。
三重県松阪市で生まれ、久居高校、大阪体育大学と進学します。
大阪体育大学では、現読売ジャイアンツの上原浩治投手とチームメイトだったそうです。
東拓司さんは大学卒業後は三重県立上野高校に赴任。
上野高校の監督になった東拓司監督は、2010年に上野高校をベスト4まで導いています。
県立高校でありながら、強豪校が多い三重県においてベスト4に導くのは監督としてかなりの手腕です。
そして2013年に東拓司監督は白山高校に赴任し、野球部の監督に就任します。
監督就任当時の野球部員はたったの4人…
白山高校は三重県の津市の中心部から車で30分以上かかる、いわゆる過疎地域に学校があります。
東拓司さんが白山高校野球部監督に就任当時、野球部員はなんと4人しかいませんでした!
部員集めにも奔走したという東拓司監督。
それと同時に監督自らも雑草だらけのグラウンドの草むしりをして、まずは野球ができる環境を整えることからはじめたそうです。
- グラウンドは草だらけ
- ネットは低い
- 小さなベンチ
練習のボールが近くの水田に落ちて拾いに行くといったこともあったそうで、東拓司監督は就任当初落ち込んだそうです。
「最初は部員が5人ほど。野球をしたいと思ってきたら、そんな状態ではなく、落ち込んだ」
引用元:https://www.asahi.com/articles/ASL7T63F4L7TONFB01N.html?iref=pc_extlink
1年目の三重大会前の壮行会では野球部員から、
「どうせコールド負けだろ」
という言葉も飛んだそうです。
1年目は11人の野球部員で挑んで、1回戦でコールド負け…
同年の秋と翌年の春の大会は部員が足らず、連合チームで大会に挑んだのだとか。
それでも東拓司監督はブルペンやマウンドを一から作り直し、周囲の中学校にも足を運んで「野球をやりたい子がいたら白山に来てほしい」と頭を下げて回ったそうです。
その苦労のかいあって、徐々に部員も増えていきました。
先に紹介したジャイアンツの上原浩治投手も「雑草魂」がモットーでしたが、白山高校野球部も「雑草軍団」と言えるのではないでしょうか?
就任当初はこのようなとても野球をまともにできる状況ではなかった白山高校。
東拓司監督の就任当初の苦労が報われて甲子園出場を叶えたことを思うと涙ぐましくなってきますね。
人口1万1千人で65歳以上の割合は4割。近くを走る列車は2時間に1本。そんな山あいの町から甲子園に初出場する三重代表・白山高校の快挙に、町は祝福ムードに包まれています。https://t.co/ObB3Ys43n5 pic.twitter.com/O5rWv02zub
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) July 29, 2018
次に、白山高校の野球部員がどのような練習法で甲子園をつかみ取ったのか、についてです。
東拓司監督が課した練習法とは?
白山高校の東拓司監督が選手たちに課した練習法ってどのようなものだったのでしょうか?
白山高校は2016年まで10年連続で夏の甲子園三重県予選では初戦敗退。
2017年に11年ぶりの勝利をあげて3回戦まで進みました。
そして昨年の秋季大会と今年の春季大会ではベスト8入り。
今年2018年の夏の三重県大会では「ダークホース」と言われていました。
そして、あれよあれよという間に勝ち進み頂点に立ったのです!
三重県の白山高校めっちゃ田舎にあって、当時部員5人で一昨日まで10年間連続初戦敗退でそのうち半分はコールド負けしてたのに今年甲子園出場って夢があるな監督と本人たちの努力すごい pic.twitter.com/eX7dWGZ8BY
— みやうち ゆう (@Yuu_Miyauchi) July 27, 2018
たった5年の間で東拓司監督はどのような練習法で白山高校を甲子園に出場させるまでにさせたのでしょうか?
東拓司監督は実践を選手たちに積ますべく、年間150~160の練習試合を組みました。
ときには東拓司監督がマイクロバスを運転して試合会場まで行くこともあったそうです。
150~160という練習試合は三重県内では1番の多さだったとか。
試合のスケジュールを組むだけでも大変ですよね。
対戦をお願いするだけで大変な苦労だと思います。
ここ数年でここまで勝てるのはすごいな〜
監督の手腕と選手の頑張り次第でいくらでも強くなれるね😊#白山高校 pic.twitter.com/P0YQt2xkfJ— カズマ (@baseball8_0_4) 2018年7月27日
このように試合を多く経験させたのは
- 野球を楽しむ意識を植え付ける
- 実践で課題を見つけて効率的な練習をさせる
という狙いがありました。
ただやみくもに試合をやっていただけでなく、野球の楽しみと個人の課題を見つけることを目的としていたんですね。
白山高校・東拓司監督 就任6年での快挙
練習試合は年150~160→実戦で課題を発見 pic.twitter.com/FXNM6gmMfN— 宮崎敏光 (@miyazaki10432) July 26, 2018
そして試合以外の練習では、バッティングの基本となる素振りで1日に2000スイングを下級生に積ませていたのだとか。
他にも工夫した練習を東拓司監督は考えていて、
- 竹バットで芯にボールを当てる練習
- スローボールを外野に向かって打ち込む練習
などを実際にやっていたそうです。
白山高校にはピッチングマシンもありませんので、コーチたちが球を投げて練習していました。
そして、三重県大会の期間中も試合当日の朝に打撃練習をしたり、試合後に練習をすることも・・・。
ただ、東拓司監督は選手たちをリラックスさせることも考えて、近くのリゾート施設に連れて行くこともあったそうです。
まさに「アメとムチ」ですね。
このようにして、白山高校は東拓司監督の就任から5年で甲子園出場という快挙を成し遂げたのです!
三重県の白山高校めっちゃ田舎にあって、当時部員5人で一昨日まで10年間連続初戦敗退でそのうち半分はコールド負けしてたのに今年甲子園出場って夢があるな監督と本人たちの努力すごい pic.twitter.com/eX7dWGZ8BY
— みやうち ゆう (@Yuu_Miyauchi) July 27, 2018
あまり学力のことには触れたくないのですが、白山高校は三重県内での偏差値が36ほどで、しかも過疎地域に学校があるということもあり、このような評判が…
https://twitter.com/taisuke_sch/status/1021981914599759872
まさに白山高校野球部は「リアルルーキーズ」
涙が出そうなサクセスストーリーです。
白山高校甲子園出場に対するネット上の反応
白山高校野球部監督の東拓司さんの経歴と練習法まとめ
「ミラクル」といっても過言ではない白山高校の甲子園初出場。
ただ、東拓司監督の苦労と考え抜かれた練習法があってこその甲子園出場だと感じました。
また、その練習についてきて甲子園出場という夢を夢で終わらせなかった野球部員も立派です。
三重県は今週のセンバツで優勝した大阪桐蔭高校をベスト4で追い詰めた三重高校がなんと初戦敗退!
その三重高校に勝った松阪商業高校に決勝で勝ったのが白山高校です。
大阪桐蔭高校野球部は「エリート集団」のイメージですが、白山高校には全くそういったことは感じず(失礼)、まさに「雑草軍団」です。
今年の夏の甲子園に出場する56校のうち、公立高校はわずかに8校。
そのうちの1校が白山高校です。
もし甲子園で優勝となると「史上最大の下剋上」ですよね。
今年の夏の甲子園は白山高校を応援せずにはいられません!
最後までごらんいただきありがとうございました。
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